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俺のフェラーリ Part.3 嘆きのブルース スーパーカーからマニュアルシフトがなくなった日

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スーパーカーからマニュアルがなくなった日

この「フェラーリ348 スパイダー」がデビューしたのは1993年。その翌年の1994年以降、フェラーリは、「マニュアルシフト」か「セミオートマチック」かの選択ができるようになりました。そして2009年、最後のチョイスモデル、「フェラーリ430」の販売を終了して以降、マニュアルシフトを装着したフェラーリは販売されなくなりました。

これについて、フェラーリから「同じエンジン、同じ足まわりでサーキットを走れば、マニュアルとパドルシフトでは、ラップタイムに大きな差が生じる。この事実は、フェラーリにとって耐えがたい屈辱だ」といったコメントが発表されました。


ドライバーのスキルが、コンピュータに負ける

フェラーリのようなスーパースポーツカーを操るには、人間のスキルが必要なマニュアル車よりも、コンピュータ制御の自動操作のほうが、圧倒的にパフォーマンスが上がるということです。


市販のスーパースポーツカーで、マニュアル車は皆無になった

自動車レースの最高峰であるF1で、パドルシフトのセミオートマが初めて採用されたのが1989年。その圧倒的な性能に、世界中が驚きました。それ以降、さまざまな改良が施され、たった数年で、F1からマニュアル車が消滅したのです。

F1から始まったコンピュータ制御のオートマチックの技術は、必然的に市販のスーパースポーツカーにも反映されていきました。そして、F1同様、市販モデルからもマニュアル車が消滅していったのです。現在、販売されている新車で、マニュアルで乗れるスーパースポーツカーは1車種もなくなりました。


それは本当に正しい考えか?

日本の代表的なスーパースポーツカー、ホンダNSXや、日産GTRでさえ、マニュアル車の仕様はありません。2007年、スカイラインの名前を外した「R35 GTR」が発表されて以来、一貫してセミオートマしか発売されていません。「GTRに必要なのは、圧倒的なスピード」と、日産はいいます。操作効率を考えると、コンピュータ制御のオートマには敵わないし、その差はどんどん開いていくだろう、ということなのです。 しかし、スポーツカーからマニュアルが消え去ると、ファントゥーライド、走る喜びは減っていく。何となく、我がジェットスキー業界にも似ている。難しいスタンドアップは年間1万台以上売れた。速く優しいランナバウトは3000台を苦戦している。時代のニーズはどっちなのか考えさせられる。

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