今年は、新型コロナウィルス騒動のため、日本中が、自粛を強いられた。ジェットユーザーも例外ではなく、多くの影響を受けた。
そのような状況の中、ジェットユーザーの頼みの綱・ジェットショップも、平穏無事でいられるわけがない。さまざまな影響を受けているはずだ。
そこで今回、本誌が信頼している「優良ジェットショップ」に今年の現状を聞いてみた。未曽有の出来事を前に、何がどう変わったのだろうか。
WJS 大変な世の中になりましたが、今年は例年と大きく違いますか？
西村 はい。といっても、3月初旬ごろまでは、いつもと変わりませんでした。3月末にコロナの話題がマスコミを賑わすようになってから一気に状況が変わりました。
WJS それはお客様が自粛要請に応じて、家から出なくなったということですか？
西村 そうです。ウチのお客様は、真面目な方が多いです。緊急事態宣言が解除になった今でも、「今、クルマでジェットを牽引している姿を見られたくない」と仰る方もいます。通常であれば、3月中に始動前メンテナンスに持ってくるはずの方が今年は来ていません。
WJS 緊急事態宣言が解除されたので、そろそろ皆さん、ジェットに乗り始めるころではないですか？
西村 そうですね。先週くらいから、急激に問い合わせの電話は増えてます。
WJS 「もう乗っても大丈夫か？」という確認をしたいのでしょうね。
西村 はい。関西では、二色の浜ゲレンデが６月１日から営業が開始される予定だそうです。二色の浜は、大阪府が管理している公的なゲレンデなので、「いつ再開するのか」ということが、大きな影響になるのです。
WJS いずれにしても、近いうちにジェットに乗れるようになりそうですね。
西村 本格的に稼働するのは7月になってからだと予想はしていますが……。ジェットショップとしての今の不安は、例年なら、3月か4月に始動前メンテに持ち込まれるジェットが、6月に集中しそうなことです。今年に限っては仕方がないですけれど。頑張って対応したいと思います。
WJS 先ほどの、「ジェットを引っ張っている姿を見られたくない」という話ですが、ジェットカバーを被せたら、おとなしく見えるのではないですか？
西村 そうですね。自粛しておられるお客様でも、ジェットカバーを被せて始動前メンテに持ってくる分には問題ないと思います。実際、そうやって持ってきたお客様がいて、「準備中」と言い聞かせながら走っていたと言っていました。始動前メンテさえしていれば、いつでも自分が好きな時に乗れますからね。
WJS シーゼットカンパニーのお客様は、真面目な方が多いのに安心したのと、そんな人ほど、「乗り始める時期」を気にしているのが良く分かりました。
西村 お客様は、とても高い意識を持った方ばかりなので、その点は安心しています。
