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「魂を揺さぶる海」日本海の楽園・隠岐の島 ジェットスキー(水上バイク)

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未知なる世界に踏み出して、生きていることの意味を知る

ジェット乗りならきっと分かる
何かを求めて人は来る
遠き島 碧き海 光り輝く大海原 ジェットに乗って走りたい

こんな遠くの島にまで、足を運ぶ理由はなんだろう?

孤独感、自由を求める気持ち、自立心、冒険心、現実逃避願望、自分の価値観を大事にする思い、分かり合える友との絆をさらに深める。そして、自分の新たな旅立ち。そういった「何か」を求めて、人は来るのだと思う。

そして、その「何か」は、あなたにとって重要な意味を持っているのだ。

 

こういった奇岩が至るところで見られる。360度、どこを見ても圧倒される。

日本海の秘境・隠岐の島をジェットスキーで走る

島根の港から船に乗り、2時間ちょっと揺られたら、見たことのない景色に出合える

日本海に浮かぶ「隠岐の島」は、ジェット乗りのパラダイスであり、ジェットスキーツーリストの「夢の場所」「最終到達地点」です。
もし、「もうジェットスキーのツーリングは飽きた……」と感じる日が来たら、この記事を思い出して、この島に来てください。一度行けば「やっぱりジェットスキーが最高!」としか思わなくなります。

ただし、隠岐の島に行くまでのハードルは、かなり高いです。現代の日本において「手つかずの大自然」を味わえるというぐらいですから、交通の便が非常に悪い。時間的にも、金銭的にも、かなり手強い場所です。

ツーリングの鉄人ことパルアップの斉藤智祐氏も、隠岐の島に魅せられた1人です。今回は、斉藤鉄人と行く「ジェット乗りのパラダイス」を、たっぷりお楽しみください。

そそり立つ岩。こんな場所があったら、絶対、下を通ってみたくなるでしょ。例えそこが、通れるか通れないかギリギリでも……。

こんな景色、見たことない。全てが驚きの連続

2泊3日 隠岐の島への旅・鉄人日記

1日目
仕事を終え、夜の12時にジェットを積んで朝4時半に、島根県松江市のフェリー乗り場・七類港に到着。車で少し仮眠をして、朝9時出港です。目的地の西ノ島の別府港には、12時30分に到着です。チームパルアップのメンバーたちとは現地集合になっています。
この日は天気も良く、海上も穏やか。揺れることもありませんでした。

西ノ島の別府港。本州の松江市からは2時間ちょっとのフェリー旅。

ホテルが所有する桟橋にジェットが泊められる

12時30分に到着し、ホテルに向かいます。ホテルは「海の駅(おき・にしのしま海の駅)」です。目の前にホテル専用桟橋があるので、3日間係留させていただきます。

ここで、チームパルアップのメンバーたちと合流。トラックからジェットを降ろしてツーリング準備にとりかかります。それからホテルにチェックイン。しばらく休憩して、ツーリング開始です。

水路を抜けると別世界。

目の前に広がる「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」の世界!!

午後3時30分から、午後のツーリングに出発しました。
長さ400mほどの水路を抜けると、いきなり「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」が広がります。最高の天気! 波も一切なく、水面はベタ凪です。自然と笑いが出るくらいの好条件でした。

隠岐の島は、釣り人の憧れの場所といわれています。その海を、自由自在に駆け回れるジェットで釣りをする。釣り人にとって、これ以上の幸福はないでしょう。
この日は潮が悪く、思うようには釣れませんでしたが、それでも、そこそこの釣果がありました。日没も近くなってきたので、夕日を見ながら帰港します。

まるで、精巧なジオラマ模型のようだが、これが現実。地球ってスゴイ!

この岩は、大きい方(写真右)から「太郎」、「次郎」、「三郎」。3個揃って「三郎岩」。分かりやすいネーミングが好き。

今日は朝から日暮れまでツーリング三昧

日の出とともに海に出る贅沢な一日

2日目
目の前が海なので、早朝からジェットで釣りに出られます(体力的には、かなりしんどいですが……)。朝食が朝8時なので、それまで釣りに出かけました。釣りをしない人は寝ていてもいいのですが、なぜか全員参加しています。

日の出とともに出港して、国賀海岸沖へ。ジェット組とボート組に分かれて釣りを開始。すると、ジェット組の女子チームが、いきなり「70cmの鯛」を釣り上げました。ビギナーズラック! なのに、真剣に釣りをしようとしている人は一向に釣れない……。
朝食後、少し休憩してから、この日のツーリングの始まりです。

釣りが好きな人に「隠岐の島」と言ったら、涎を垂らして目を輝かせるくらい、ホットなスポット。誰でもここに来れば、釣りに夢中になってしまう。

どこを見ても初めて見る景色。スゴすぎてどこを見ていいのか分からなくなる

10時。ジェット6艇で出発。中ノ島から巡ることにしました。
中ノ島は、西ノ島とはまた違った地質や地形なので、もしここに地質学者がいたら、質問攻めにしていたでしょう。面白い形の岩や、奇岩がたくさんありすぎて、なかなかな前に進みません。洞窟も見ていたらキリがない……。

洞窟もデカい。全てのスケールが大きすぎて圧倒される。

洞窟があったら、取りあえず入ってみたくなる。その気持ち、良く分かる。

隠岐の島では、水中を見るための道具は必需品。シュノーケルセットが欲しくなる。

観音岩の前にて。地球からパワーをもらってます。

ハンパなく透明度が高い海。まるで南国のようだ

昼食は、「耳浦キャンプ場」へお弁当を届けてもらいました。
昼食後、海も少し荒れてきたので、早めにホテルに戻ることにしました。日本海は北風が吹き出すと、一瞬で様子が変わります。

ホテルに戻ってから、また釣りに出かけました。それぞれ、思い思いの場所で、時間いっぱいまで釣りを楽しみ、2日目も、めいっぱい遊んで終わりました。

海底までクッキリと見える。でも水深は、結構深い。

穏やかな波に揺られて、ジェットの上で昼寝。これ以上の幸せがどこにあるんだろう。

まだ帰りたくない最終日

疲れているのも時間も忘れて、目いっぱい遊んでしまうのだ

3日目
この日はフェリーに乗って帰るので、観光の日です。隠岐の島は感動の連続。なので、疲れているのも時間も忘れて、目いっぱい遊んでしまいます。時間のある限り、また行きたいですね!

大自然の中で、のびのびと暮らす牛。こんなところで育った牛は、さぞかし美味しいんだろうな……。

人口よりも牛と馬の頭数の方が多いという牧畜の島。島のいたるところで馬や牛が見られる。

チームパルアップご一行。

この景色を前にしたら、何も言葉が出ません。

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