気になる優良ショップの今　Withコロナの時代　真夏が過ぎたジェットショップの現状は……!?　ジェットスキー（水上バイク）

Withコロナの今、ジェットショップはどうなっているの？

今年は新型コロナウィルスの影響で、日本中がいつもと違う夏を過ごした。
今は9月中旬だが、現在でも「大規模イベントや、大人数の宴会は控えてほしい」という声が聞こえてくる。

現在、「どこの海でも、自由にジェットスキーに乗れるようになっているのか？」と聞かれれば、「はい」とも「いいえ」とも言えないような状況が続いている。
そんななか、ジェットユーザーの頼みの綱である優良ジェットショップは、現在、どんな状況下にあるのか。大変、気になるところだ。

そこで、本誌が信頼している「優良ジェットショップ」の店長に、「今現在」の偽りない現状を聞いてみた。

大阪府池田市・シーゼットカンパニーの西村店長に聞く「ジェットショップの今」

WJS　ようやく暑さが落ち着きましたが、ショップの状況はいかがですか？
西村　今週末の連休（9月19日からの4連休）に間に合わせてあげたいので、修理に追われています。それでも、真夏のピークに比べたら、追われるのも少しはマシになりました。

WJS　4月、5月は全くお客様が来なかったと聞いていましたが、結局、その分の忙しさが後ろ倒しになっただけで、例年と変わらなかったのですね？
西村　むしろ、例年より販売が多いようです。

WJS　それは、どうしてですか？　4月5月は全くお客様が来なかったのですよね？
西村　コロナの影響で、海外旅行に行けない人たちが来てくれました。どこにも行けないのであれば、「近場の海で遊ぼう」となったようです。思い出したように、「そういえば、ジェットの免許持ってた……」って。ジェットはアウトドアですし、そういう意味では感染リスクも少ないですからね。

WJS　今までの年と比べて、大きく違う点はどんなところですか？
西村　今年は何かも異常です。例年なら、春先に予約したお客様には連休前に納艇します。すると、６月、７月に「さあ、乗るぞ」って新規のお客様が店に来ても、ほとんど売れてしまっているので、ジェットのバリエーションがそれほど多くない。それが今年は、コロナで春先の予約がキャンセルになってしまい、夏に来ても、より取り見取りで選べました。仲の良い常連さんは、「今年は新艇を買わず、現行モデルを修理して乗り続ける」言ってくださる方も多く、予想外に上手くいきました。

WJS　それなら、7月、8月の2カ月間にお客様が集中して、超多忙な夏だったのではないですか？
西村　忙しかったけど、電話が鳴る度合いは、いくぶんか減りました。みんな良いお客様ばかりなので。でも、明日（19日）からの連休中にも乗らせてあげたいので、一生懸命、頑張ってます。

WJS　西村店長は、「できるだけお客様の好きにさせてあげたい」という考えですよね？
西村　はい。でも、修理が重なってしまうと、すぐに直してあげられない。それが嫌なんです。だから今、一生懸命頑張っています。