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今、流行りの「電流を流して筋肉を刺激するEMSトレーニング」、やってみた【2】

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姑息にも、流す電流の初期値を偽ろうとしたが無駄だった……

トレーニングを始める前に、個人個人に合わせた電流量を決めます。太もも、内もも、お尻、腰、脇腹、肩、腕、腹など、全身24パートにEMSが設置されています。最初に太ももの裏の部分から電流を流して限界を決めていきます。体の各部にきめ細かく刺激を与えられるように、それぞれの部位で流す電流の強さを変えるのです。

電気が流れてくると、でっかい手のひらでギュッと掴まれている感じがして、それがドンドン強まっていきます。「もう無理」と思ったところでインストラクターに申告します。次は太ももの前、腹、脇、背中と、下から順に電圧を決めていきます。

脇のあたりで気が付きました。「トレーニング中、この電圧が一斉に襲ってくるのだ……」と。姑息にもその瞬間、(まだ限界ではなかったけれど)「もう限界です!」と叫んでいました。それを聞いた河野トレーナーは、「お腹がこの数値なのに、脇だけこの強さで限界なワケがないでしょう? ちゃんと頑張りましょうね」とニッコリ。全部バレてる……。

初めての体験。安い通販のEMSとのあまり違いに電気が良く分からない。生駒プロは、毎日千葉県のX BODY店舗に通っているが、「麻布十番は、電気のキメが細かい。ビールの泡のような電気」と表現していた。さっぱり分からない……。

足踏みするのが、こんなに大変なことだなんて思わなかった

全ての部位の限界数値が決まったら、20分間のトレーニング開始です。まずはスクワットの姿勢で、片手をグー、もう片方の手をパーにして、体の正面で力を入れて合わせてくださいと言われました。準備ができると電流が流れ、筋肉を覚醒させていきます。

ただ、体は強烈に動かなくなる。電気を感じると何も動けなくなるので、感じる前にとにかく体中に力を入れます。意識をしないように体に力を入れる。電流が流れると、体は硬直しますが、力を入れることで対処できるのだと初めて知りました。その状態のまま、その場で何回も足踏みを繰り返します。たったそれだけのことなのに、驚くほど汗が噴き出してきました。

河野トレーナーの掛け声も絶妙で、「はい、スクワットをあと5回だけ頑張りましょう。イチ、ニ」と言われるのだが、電気で体が思うように動かない。かなり苦しい。「あと6回」と言われたら心が折れる。けれど、「まだできる」と「もう無理」の挟間で、つい頑張ってしまう。まるで、私の苦しさの限界を知っているような回数を的確に言ってきます。

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