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実録 飛び込みで「牽引免許」を取りに行く ジェットスキー(水上バイク)

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実録・飛び込み受験で牽引免許を取得する

アナタならどうする? 15万円出して教習所に通うか、飛び込み受験で一発合格を狙うか!?

牽引免許の取得のため自動車学校へ申し込みに行くと、入学までに2カ月待ちと言われた。さらに、卒業まで12カ月半~2カ月かかるという……

この記事は、斉藤鉄人が飛び込みで「牽引免許」を取得するまでの体験談です。斉藤鉄人は、お客さんのジェットスキーを運ぶことがあるため、ランナバウトの2艇積みトレーラーを使う機会も多い。しかし、昨今のランナバウトは大きく重いので、トレーラーも大きく重くならざるを得ません。絶対に、牽引免許が必要になります。

そこで斉藤鉄人は、牽引免許の取得を決意したのであります。しかし、自動車教習所に行ったら、牽引免許の講習は大人気で、入学までに2カ月待ちと言われてしまいました。すぐにでも牽引免許の欲しい鉄人が出した結論は「飛び込みで免許を取る」でした。

牽引免許を持たずに750㎏以上の車両を牽引した場合
(3年以下の懲役、または50万以下の罰金)

斉藤鉄人の目論見

大抵の場合、牽引免許は自動車教習所に通って取得する。そのときにかかる費用は、約15万円弱。しかし、飛び込み受験で一発合格できたら、受験料、試験車使用料、免許証交付料の6,100円(令和2年2月現在)だけでいい。10回落ちても61,000円+交通費。半分以下だ!

さっそく試験場に行って、実技試験の予約をした。窓口で申し込むと、約1週間後の試験日に決定。甘い考えで、「これで一発合格してしまったら、教習所の15万円はなんなんだろう?」と考えてしまう。

ひょっとすると、30回ぐらいはスベるのか? ちょっと不安……。でも、普段からトレーラーを牽いているので、変な自信もある。5回ぐらい行けば、合格できそうな気もする?? 取りあえず、やってみることにした。

これを読むと切なさが伝わってくる。別に、イキがって飛び込み受験を選んだわけではない。「金額的にも、時間的にも、間違った選択をしたわけではない……」と、自分自身に言い聞かせていることに共感する。不合格が続くと、ちょっぴり切ない。途中から、飛び込みでの試験合格なんて永遠に無理なのだと思えて辛くなった。……。

斉藤鉄人、飛び込み受験 玉砕の傷跡

これは、牽引免許に合格するまで試験にチャレンジし続けた物語です。最初のころは、「すぐに合格するかも」と、高を括っている部分も見受けられますが、途中からは、もの悲しくなったりもします。

飛び込み受験 チャレンジ1回目

久しぶりに「試験」というものを受けるので、緊張しました。牽引免許の試験は、「方向転換」が難しいだけ。コースも試験官が指示を出してくれるので、覚えなくても大丈夫。楽勝かな?

試験車両は中型トラックです。トレーラーを牽くのには、中途半端な大きさ。これが、結構、曲者なんです。ひと通りコースを進み、S字カーブも無事に通過して、いよいよ難関の方向転換です。

右バックと左バックのコースがあって、今回は右バックで方向転換でした。自分の車でトレーラーをバックさせるときは、ほとんど失敗しません。だから、大丈夫だと思っていたら、ハンドルを切るタイミングと、戻すタイミングが合わなくて、2回切り返しても上手く方向転換できない。焦りは最高潮!!!?

4回切り返したら、即、その場で不合格。なので、チャンスはあと1回。
一度、最初の場所まで戻り、もう一度、ゆっくりとバックしながら、後輪タイヤをバックミラーで見ると脱輪寸前! 慌ててハンドルを戻したけれど間に合わず……。

ギブアップ宣言。はい、ここで終了。

コースをショートカットして、スタート地点に戻って終わりです。試験官から、これでもかというほどいろいろな指摘を受けて、次回の参考にするわけです

今回、方向転換はさておき、「左折するときには、あらかじめ左いっぱいに寄り、バイクが入る隙を作らないようにしなさい」って言われました。実はこれが、次回に響くんですよね。

今度こそは! と、チャレンジ2回目

翌週に2回目の試験です。順調な滑り出しでした。コース中盤のS字コースでは、前回指摘されたように、左折時に左寄りで入ったら、ハイ脱輪! ほんの少しかすっただけで、試験終了です。

方向転換もできずに終わってしまった。ヤラレタ……。次回の予約は、また1週間先です。

もう少し! と、チャレンジ3回目

3回目は、またもや右バックでアウト。トレーラーが折れるのが早すぎ。これも勉強なのか……。次は、もう少し練習してから行こう。

出張があるので、4回目は2週間先だわ。せっかくの感覚を忘れそう。

ギリギリだったチャレンジ4回目

2週間も空いたから、全く感覚も忘れていて、受かる自信がナシです。コースはほとんど覚えているので、基本ルールだけを守り、難関の方向転換へ。ここも落ち着いて、一発で完了。

ここから先は未知の世界。かなり緊張気味です。運転教則の基本通りの運転を心がけてはいるつもりだが、左折時に気をとられすぎて少し膨らみすぎ。「やってしまった!」と思ったら、次の交差点でスピードが少し出すぎた。けど、あとは順調にゴールした。

100点満点中70点が合格ラインなので、ギリギリ通ったかなと思ったけど、試験官の「ギリギリ残念でした」の一言。今回は、「運転はいいけど、安全確認がたりない」とのことでした。

自分では、メチャクチャ気を付けて左右後方の確認をしているつもりなのだが、簡単には合格させてはくれない仕組みなの……。

安全確認ばかりをしていると、今度は前方不注意になりそう。方向転換の感覚も掴めたので、あとは回数をこなせば何とかなると思う。

予想外のハプニングだったチャレンジ5回目

関西のジェットイベントあけで風邪をひき、最悪の状態で挑みます。

結果は不合格……。

一番難しい方向転換を難なくこなし、あとはコースを半周して終わりってところで、鳴るか? こんなところで携帯電話が!! 試験中に!!!

電源を切っていなかった私も悪いけど……。少し焦ったけど、電話はガン無視。

交差点に突入寸前で、信号が黄色に変わった。行くか止まるか一瞬迷ったが、止まってしまった。停止線を30cmオーバー。ここでアウト。

「ハイ、元のスタート地点に戻ってください」って、試験官の一言。戻ってから、「停止線が原因ですか?」って聞いたら、「それもだけど、安全確認ができてない」ってさ。クソほど確認したのに……。
また次回頑張ります。

コースの蟻地獄に落ちたチャレンジ6回目

試験場のコースはいろんな路上を想定して、ホントによくできています。カーブでの速度指示50km/hや、電車も通らないのに踏切があったり、鋭角に曲がる交差点で左折するとき、右側がほとんど見えない。交差点の大事なところに建物を建てて、カーブミラーを見なければならないところがあったりと、まるで蟻地獄のようなコースなのです。

今回は、そのカーブミラーに引っかかりました。右折時に鋭角な交差点で、左側は見にくい、右側は建物で、カーブミラーを見なければならないのを、目視だけでスタートした瞬間、試験官からブレーキを踏まれ、はい、アウト。

カーブミラーを見ると、特殊車両が来ているではありませんか。これは自分の責任なので、納得の不合格です。コースの蟻地獄に落ちた感じ

やれそうな予感がしたチャレンジ7回目

根拠はないけど、何となく今回は合格できそうな予感。順調にスタートして、方向転換も完璧だ。

無難にコースを1周し、「これは受かったな」とスタート地点に戻ると、試験官が「残念ながら、減点オーバーで不合格です」って。なんでやねん!

一瞬、怒りそうになるのを我慢して、どこが悪かったのか聞いてみると、左折時にクラッチを踏むのが早かったそうな。何10年もこれで運転してきて、それはないわー。まぁ、他にも減点対象があったのだから、我慢して撤収します。

運命の出会いがあったチャレンジ8回目

前回のクラッチは、試験官の嫌がらせと思うことにして頭から削除。気にせず、8回目の試験に挑みます。

スタートから順調に各コースを消化していき、方向転換も完璧にこなしたのに、最終の交差点近くで「ハイ、終了。戻ってください」の一言。

ガ〜ン……。かなりショック。自分なりに気を付けていたはずなのに……。

原因は、左折時に巻き込み防止のため左に寄るときに、方向指示器を出していなかったそうな。

確かに……、納得。

試験場を出て、いつもと違う方向から帰る途中、「実技試験虎の巻」と書かれたノボリ旗が目に付いた。お店に入って、「けん引用虎の巻」の値段を聞くと1,600円だという。ペラペラのコピー用紙10数枚を製本しているだけなのに高い! でも買ってみました。

中を見ると、蟻地獄コースの注意点が結構書いてある。この本を最初に買ってたら、もっと早く合格できたかもしれない……。もしくは、教習所に行って、有料で2時間ぐらい練習するのが一番手っ取り早いのだが、兵庫県の場合、近くにないので仕方なかった。

苦労したかいがあったチャレンジ9回目

虎の巻も熟読したし、普段の運転から、首がムチ打ちになるぐらい安全確認の癖をつけてきたので今日は大丈夫だろうと試験に挑む。

いつもと違う緊張感のなかスタート。順調に進んで、方向転換では斜めに入ってしまったが、減点対象ではないので堂々と通過。踏切も信号も、私の味方に付いたかのように順調です。

最終コーナーも通過して、スタート地点に戻り、やっと合格。ここで気を抜いてはいけないので、しっかり安全確認をして車を降りて、試験は終了。

この日、牽引、大型、2種免許など、30名の受験者のなかで、合格したのは私1人だけだった。結構、狭き門だけど、牽引免許は学科試験や路上試験もなく試験場のコースだけ。簡単ではないけど、確実に合格できると思います。

9回目の挑戦で、見事に合格、念願の牽引免許を手にした鉄人。かかった受験料は4,500×9回=45,000円(2017年の受験料)。そこに交通費と虎の巻代を加えても、当初のもくろみ通り、短期間でお安く取得することができたのだった。お疲れさまでした。

かかった受験料は40,500円! 受かって本当に良かったぁ〜


※牽引免許とは何ですか?

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