ジェットスキーに行きたい「珠玉のクルマ 10選」Part.1 (水上バイク)
こんなクルマでジェットスキーに行きたい Part.1
「便利」なクルマならいろいろある。でも、ここで紹介するのは「ジェットに行きたくなるクルマ」だ
仕事がら、日本各地でたくさんのジェットユーザーを取材させていただいている。自慢のジェットスキー(以下、ジェット)をお持ちの方は、例外なくトランスポーターにもこだわっている。
そのなかで、「これ、良いな」と、編集部がシビれたクルマ10台をチョイスした。肝心なのは、「便利」がキーワードではなく、「行きたい」がメインで選択していることだ。
マリンスポーツに最適の季節がやってきた。友達から「週末、ジェットに行かない?」と、誘われることも多くなっていると思う。
そんなとき、こんなクルマで現れたら、仲間のテンションもMAXになるのではないだろうか?
DODGE CHALLENGER SRT 392 HEMI

アメリカンマッスルスポーツの「ド真ん中」というプロポーション。日本人があまりよく知らない「GOOD」なスポーツカーが、この「ダッジ チャレンジャー(DODGE CHALLENGER SRT 392 HEMI)」というクルマだ。こんなクルマでジェットを引っ張るの? とお叱りを受けそうだが、これでゲレンデに行ったら気持ちが良さそうだ。オーナー氏曰く「燃費もわりといいし、いろんな意味で費用対効果も良い」という。
LAND ROVER & DEFENDER 40th Anniversary Edition

ランドローバー・ディフェンダー(Land Rover Defender)は、イギリス・ランドローバー社が1948年から製造していた四輪駆動車ランドローバー・シリーズを、1990年に改良した時点で付けられた車名である。強靭なラダーフレームのシャシとアルミニウムボディを採用した「恐ろしく高額」の、なぜか男の琴線に触れる無骨なクルマである。
この「DEFENDER(ディフェンダー)」は、「オーバーフィンチ・ディフェンダー40thアニバーサリー・エディション」という。ランドローバー社公認チューナーである英国のオーバーフィンチ社が、創業40周年記念として「世界でたった5台」販売された中の「1台」である。
DODGE RAM

これは、初期のダッジ・ラムである。とても動くとは思えない、一見、スクラップのような素敵なクルマだ。ボンネットも錆びて地面に車体がへばりついていたので、「スクラップ車に簡単なペイントを施したタダの飾り用のクルマ」と思っていた。翌日、この車が走っているのを見た。50年以上生きていて、ボンネットがこんなに錆びている車が「カッコいい」と思ったのは初めてだ。
TOYOTA ハイエース 「ジェット乗り」仕様

日本が誇るワンボックスカー「ハイエース」を、ジェット遊びに使いやすいように改良した「究極のハイエース」。陸上だけで使う場合との決定的な違いは「水」の有無である。徹底した防水・防錆対策が必要だ。この「ジェット乗り仕様のハイエース」は、遠くの海まで苦もなく移動でき、車中泊も快適。実用最高のクルマである。
COOL BUS

「その手でキタか!?」アメリカでジェットの運搬に使われるのは、大抵、ピックアップトラックや大型のトラックだ。しかしこのクルマ、ジェット3台積んだトレーラーを引っ張っていて、さらにキャンピングカーのように中で人が寝ていた。どう見ても「スクールバス」なのに、「SCHOOL」の「SとH」を消して「クールバス(COOL BUS)」というのもイカしている。
TOYOTA LEXUS LX570

最も楽で快適なSUVといえば「トヨタ・レクサス」。このクルマを運転していると、なぜか自分が偉くなったような気がする。
レクサスSUVの頂点に立つLX570の日本での販売価格は1,100万円。内外装の質感は世界最高峰のSUVと比べても、同等かそれ以上。車両重量は2,730kgもあるが、5.7リッターの大排気量V8エンジンと、8段ATのパワートレインV8エンジンパワーの影響で、全く重さを感じさせない。乗り心地や操縦性は、「ラグジュアリー サルーンカー」としてのレクサスそのものである。時速100kmで高速道路を走行しても、他の車の50~60km/hのような静寂性と安定性を感じる。
FORD MUSTANG

今も昔も、「男が憧れる車」の代名詞、古いマスタング。マスタングといえば、銀幕の大スター「スティーブ・マックィーン」が愛した車として有名だ。女性がこの車を見てもあまり感激しないかもしれない。古い車だし、たいして綺麗なカラーリングでもない。ましてや、自分で運転してみたいなどとは思わないだろう。でも私は、この車をひと目見て、思わず胸がときめいた。
Harley-Davidson

こんなカッコいいハーレーダビッドソンで、ゲレンデに颯爽と乗りつけたらカッコ良すぎかも。クルマではなくバイクだが、このコダワリ抜かれたハーレーダビッドソンは、ジェット乗りの琴線に触れずにはいられない。
TOYOTA TUNDRA

水辺遊びのベース基地になるピックアップトラック。ジェットスキーを牽くトランスポーターで、最もスタンダードなピックアップトラックが、TOYOTAのタンドラだろう。実用・快適度ナンバーワン。アメリカの水辺でも、「これでもか!」というほどにカスタムされたイケてるタンドラを見かける。日本の水辺ではハイエースをトランスポーターとして使っている人が多いが、アメリカでは実用性と人気を含めて「ピックアップトラック」を使うのが定番なのだ。