1990年代前半のカワサキ44/55(JS440、JS550)の船体で戦うヴィンテージクラス。レギュレーションでは、650ccまで排気量アップが認められている。古いマシンを小綺麗にリメイクして適当に参戦していると思いきや、そんな選手は1人もいない。どの選手も、1年間、一生懸命マシンを開発し、ライディングテクニックを磨いて、この場所に来ている。真剣勝負のクラスなのだ。
すでに絶版となって久しい機種にもかかわらず、総エントリー数が18台と多く、カラーリングも凝っていてオリジナリティに溢れている。下は10歳から上は60歳以上のライダーが参戦し、誰が勝つか分からない。見ていて飽きないクラスである。
ヴィンテージスキークラスに参戦している選手は、皆、一見、陽気で楽し気に見えるが、実は大真面目にレースに取り組んでいる。レース内容も、2ストローク特有の「離れても追い付く」展開や、バランスを崩して順位を下げた選手が見せ場を作って巻き返したりと、最後まで目が離せない。マシンのカラーリングも、古くてなぜか新しい。懐かしくて新鮮だ。これからも、ますます盛り上がる可能性があるクラスだと思った。
近年のワールドファイナルを見ていて、絶版機種で走るレースが盛り上がっていることに驚きを隠せない。出場選手に言わせると、「乗れば分かる」と一言。「これが一番面白い」。
順位 | ライダー名(国名) |
---|---|
1位 | Seth Sirre(USA) |
2位 | Bryson Olson(TRUCKEE) |
3位 | Andrew Cecere(USA) |
4位 | Coy Curtis(USA) |
5位 | Michael Prodanovich(SRBIJA) |
9位 | 加藤 豪(JAPAN) |
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